一人称が「僕」だった 僕は「僕っ娘」の夢を見る
その昔、私は「僕」という一人称を使っていました。
今日はそんな思い出話をしてみようと思います。
「僕」という一人称を使っていた理由はこの記事でさらっと触れているように、「自分のことを男性だと思っていた」から。
女性の身体特徴を持つ自分を受け入れることができず、小さな反抗を繰り返していた時期があったのです。
胸を潰すインナーを着用して身体のラインを男性に近づけたり、「僕」という一人称を使ったり。
この話をすると「ずいぶんひどい中二病だったんだね」という反応を頂くことがあります。
ただこのときの私にとっては「中二病」という言葉で済まされるものではない深刻な悩みでした。
そもそもなぜ自分を男性だと思っていたかというと、好きになるのが女性ばかりだったから。
今でこそ「LGBT」といった性的マイノリティの人々が存在すること、そして私もそのうちの一人であることを知っていますが、この時はまだそれを知らなかった。
だから男の子の格好をして、男の子が使う一人称を使って女の子に告白をしては振られまくっていました。
「〇子ちゃんは女子だから無理」
この当時は自分の本名に「子」があることを恨んでしました。女性らしさが抜けないから。
ただ、「子」を抜けば男性の名前っぽく聞こえるので、高校時代にお付き合いをした女性には「子」を抜いた名前で呼んでもらっていました。
とにかく女性らしさを抜けば女性との交際が認められるはずと信じていました。
でも、いろんな女性と出会って恋をするうちに考えが変わりました。
それは「男と女が恋に落ちるのではない」ということ。
性別ではなく、一人の人間として相手を見つめる。そして恋に落ちる。
たったそれだけのこと。男にならなくてもいい、女にならなくてもいい。
それに気付いてからは「僕」という一人称への強いこだわりが失せました。
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こういった経緯があるからか、「僕」という一人称の女性がどうしても気になってしまいます。
特に漫画・アニメ・ゲームなどの作品には「僕」という一人称を使う女性キャラクターがたくさん登場しますよね。
私が好きになる女性キャラクターの多くはそういった「僕っ娘」と呼ばれるキャラクターです。
いちばん好きな「僕っ娘」が『艦隊これくしょん』の時雨ちゃんです。彼女は天使です。
▲白露型駆逐艦の「時雨」。これは改二にしたときのスクリーンショット。現在はケッコンカッコカリを済ませた「嫁」です。
話し方も最高なんです。
「君たちには失望したよ」「僕に興味があるの?」「やめてよ、痛いじゃないか」
こういう感じの口調、ほんとにツボなんです。
艦これの時雨、東方のナズーリンみたいな口調の女の子キャラクターがけっこう好きなんですけどそういうキャラだれか教えてください…
— ゆっこ@相互フォロー (@michikusadiary) 2015, 4月 6
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