ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

「他人に見られたくないもの」について考えてみた

なんとなく思い立って、他人に見られたくないものをリストアップしてみました。

  1. 本棚
  2. 下着
  3. 書きかけの文章
  4. 自分で何か書き込んだ書籍類
  5. インターネットの閲覧履歴

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書き出してみて気付きました。
基本的には「思考が出来上がっていく過程」を覗かれることに嫌悪、恥ずかしさを感じるようです。
出来上がったものを発表することに抵抗は感じないんですけどね。
むしろ、出来上がったものは積極的に世に送り出したいです。
でも、書きかけのものは出したくない。

リストアップしたものの中で、もっとも見られたくないものは本棚です。
自分が読んできたもの、愛読してきたものって「自分の思考過程そのもの」でもあるじゃないですか!恥ずかしい!
なので、実家にいたときは自作のカーテンを取り付けたり、書籍収納用のボックスを活用して所蔵している本を隠していました。
ボーイズラブ作品を愛読していることは秘匿しなければならないことである!
という意識をかつては強く抱いていた*1ことも、理由のひとつになっている気はしますが…。

「思考が出来上がっていく過程」とは違うもので、唯一「下着」を挙げました。裸ではなく「下着」。
ただ、これもおそらくは「思考が出来上がっていく過程」を恥ずかしいと思うことと関係していると思う。

下着姿を晒すぐらいなら、裸を晒したほうがまだましだと感じます。
(いや、やれと言われたら断固拒否しますけどね!)

…なぜ「裸」を晒す方がまし、だと感じるのか。
それは「ありのままの身体」を晒すか、「ありのままの身体を隠しているもの」を晒すかの違いにあると考えました。

 

◆パンティーを強奪されかけたあと、あれこれ考えてみた

以前、パンティー強盗の被害に遭いかけた(詳細は過去記事パンティー強盗(未遂)に遭い、警察からセカンドレイプされた話をご参照ください)あとに、いろいろと考えたことがありました。

事件からしばらくしてあれこれ想像してみました。
もしあのとき、「パ…パンティーを…ぼ、ぼくにください…」という犯人の脅迫に負けて、パンティーを差し出していたら…?

なんとなくですが、犯人はパンティーだけ持って逃走していたんじゃないかな…と。
脅迫が弱々しい丁寧語であったあたりから、なんとなくそんな雰囲気を感じます。
じゃあどうして犯人はパンティーが欲しかったんだ?今度はそういうことを考えます。
警察は、「女子中学生には需要があるんだから」という類の問題発言をしていました
これを踏まえて犯人の目的を考えると、「女子中学生が履いていたパンティーが欲しい」。

わたしではなく、わたしの体に直に触れ、体を隠すものに価値を見出していた…??

この結論に至ったとき、なんだか背筋がゾワゾワしました。
当然、犯されたくもありませんよ??ここは勘違いしないでいただきたいところです…。

自分の身体には「恥」とされる部分がある
それを隠すために身に付けるものに価値を見出す価値観が存在する

うまく言えないのですが、こういうことに気付いてどきり、としたのです。

◆「わたし」を成す一部分でありながら「わたし」そのものではない「下着」と「愛読書」

身体にあるとされる「恥」とされる部分とそれを隠すために身に付けるもの…
その関係性は、自分の思考とそれを培ってきた書籍や情報との関係とよく似ていると思う。

特に私の場合、パンティー強盗(未遂)に遭いかけたことをきっかけとして
ちょっと変わった「恥じらい」感覚を身につけてしまっているところがあるかもしれない。

おおっぴらに公開するようなものではないから公開しないだけで、「裸」を恥ずべきものだとは思っていません。
浴場のような場であれば、裸でいるのは普通のことですしね。

自分の考えることも同様で、主張すべき場面もあればそうでない場面もある。
「わたし」の思考そのものは恥ずべきものではない、そう考えています。

ただ、「下着」の方に大きな価値を見出す(?)人がいるように
誰かの思考を培ったものたちの方に大きな価値を見出す人もいる…

ただ、それを覗き見られることを「なんだか恥ずかしい」と感じたり、嫌悪を覚えたりする…
それは自分の一部を成しながらも自分そのものではないものに興味を持たれるということへの恐怖に由来するものなのかも。

 

なんだかまとまりの悪く、わかりづらい文章になってしまいました…。
自分の頭で考えていることをうまく形容できるいい言葉を見つけられていない状態です。

似たようなことを考えたことがあるという方に、ぜひ言及していただきたいところ。

*1:今はそんな意識が一切ない。「好きなものは好きだからしょうがない!!」のである…