ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

過去の短歌をひたすら晒してみる ほか

体調があまり優れません。
それでも毎日更新はなんとしても守り抜きたい…ので、今日は思いっきり手を抜きます。

過去に作った短歌の多くを晒しあげてみようと思います。

短歌を作り始めたのは1年くらい前です。
所属している大学の文芸部の先輩の作品に惚れ込んで、私もこういう作品を作ってみたいという思いで始めました。

稚拙ながらも腕を磨いていきたいと、作品をネットプリントサービスを使って配信したこともあります。
今回はそうして配信したり、大学の文芸部部誌に掲載した作品の一部を公開しようと思います。

公開した際の名義はさまざまですが、作品は全て大学の文芸部でのローカルルール
短歌は5首連作を1つの作品として扱う」に則って詠んだものです。

 

せんせいのチョーク

「青がいい。白じゃなくて」といったのはずっと背伸びをしていたいから
「かみさまはいじわるなのね」今日からは嬉しくないわ真っ白い肌
「アルゴン君壁に変えたのわたしなの」朝礼のあと告白をした
「せんせいの指やわらかい」黒板に残るわたしのくちづけのあと
せんせいの細い指からこぼれおちわたしはただの文字列になる

 いろさし

レモンカラー塗りつけられたマイ・ジラフくびをゆらしてむおんとなくの
灰色のおとながたたずむ廃工場おとぎ話のつづきをさがして
(おひさまはぼくをあいしてくれたのに)おいてけぼりのトマトはあかい
ビー玉はコバルトブルーの夏の味ぼくは知りたいみなぞこの熱
このほしの色を宿したみどり髪きらう処女[をとめ]を企鵝[ペンギン]がわらう
 

おやすみうた

畦道をつうと流れているクルマせかいの端までゆくみたいに
ぼくたちはだあれも知らない歌うたういいかげんな電車になった
連れ添ったテディベアとのんでるのほつれた糸はそのままにして
「流れ星どこにいったのおとうさん」「夜の向こうで影になったよ」
こんなにも君がすうすうねてるから明日もきっと大丈夫だね

おこさまランチ

海のこえ閉じ込められた巻貝をあのこのバケツに隠しておいた
「白い線はみだすとわたし死んじゃうの」うさぎの目をしたこどもがはねる
図鑑というちいさな海をおよいでたマッコウクジラが空をとんだ日
ぼくだけが知っているんだ大怪獣チキュウがあすをないていること
こおる手でころしてゆくの雪うさぎいちごの亡骸つぶすみたいに

 

まだまだあるのですが、今日はこのぐらいで。
好評いただければまた何か公開するかもしれません。ストックだけはあるので…。

先輩ともども、穂村弘さんとその作品が大好きです。
似せようとして作ったつもりはありませんが、真似をして作ったような感じが漂っているのはそのせいかもしれません。

 私ごときが穂村弘さんの短歌を語るのはおこがましいので、取り上げるとすればエッセイでしょうか。

特に大好きなエッセイ集がこれ。

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

 

器用に生きられないすべての人に読んでほしい一冊。

 

というわけで手抜き記事でした。てへ。

この短歌好きだな~みたいなものがひとつでもあればぜひ教えてください!
とても励みになります!

それから文学作品がモチーフになっているものもあります。
元ネタがよくわからないというものがあればそれも教えていただければお答えします。

久しぶりにAsk.fmの質問フォームを貼っておきますので何かあればこちらからお気軽にどうぞ。

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