ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

アニメに対する考え方について個人的に思うところ(1)

川崎市で起きた中学一年生の男子生徒が殺害された事件に関する報道で、
逮捕された少年が「アニメ好き」であるという内容が報じられています。


「アニメの影響で犯罪が起きる」と本気で考えている人はどのくらいいるのでしょう??
おそらく連続妖女誘拐殺人事件を起こした宮崎勤に関する報道が基になっているのだと思いますが…

私がこうしたニュースを見聞きするたびに思うのは、報道する側に「アニメ好き」は一人もいないのかな?という疑問。
大衆の興味・関心を煽るために「アニメ好き」を「犯罪者(とその予備軍)」と同じカテゴリーに振り分ける。
そういうことに強い抵抗感を覚える人が一人としていないのかな?…と、そういうことを思うわけです。

アニメに対する考え方について、個人的に興味のある事例を取り上げながら考えを述べてみたいと思います。

秋葉原無差別殺傷事件の犯人・加藤智大の「教育熱心」な母親はテレビ番組の視聴を制限していた

2008年6月8日、秋葉原で7人を殺害、10人を負傷させた加藤智大が逮捕されました。
(2015年2月2日に死刑が確定しました)

この事件に関して、加藤智大の母親が「教育熱心」で知られていたことがたびたび報道されました。
テレビ番組の視聴も過剰なまでに制限。
ドラえもんと『まんが日本昔ばなし以外の視聴を許さなかったようです。

個人的にはこの2つのアニメ作品が選ばれた理由がちょっと気になるのですが…。
なんでしょう??寓話性でしょうか??
ドラえもん』には「どくさいスイッチ」というなかなかにトラウマになりそうな教育アイテムもあるのですが、
彼はこの回を見たのだろうか…そういうところも私、気になります。

話がそれました。

この母親がテレビ番組を制限したのは、こどもに悪影響を及ぼすと考えていたからですよね。
が、実際にはこうした制限などを含めた厳しすぎる教育の方が彼の人生に暗い影を落とす要因になりました。

母親に対する反感を、『新世紀エヴァンゲリオン』のセリフを引用して示す*1など
加藤智大はアニメに救いを求めていたようにも思えます。これは私の想像に過ぎないんですが。

 

◆「幼稚」だから切り捨てる? こども番組を「卒業」させられた大人はどこへ

昔は「アニメ番組」がそのまま「こども番組」と結び付けられていたところがあります。
ですからアニメ⇒こども向け⇒幼稚といった連想によって語られたりする側面は少なからずあります。

私は子供の頃から特撮番組が大好きなのですが、これもアニメと同じように捉えられがちです。
「もういい年なんだからそういうのやめなさい」とか、なぜか面識もない人から注意されますからね!
よくて「頭のおかしい人がいる」「キチガイだ」と指を指される程度です。もう慣れた!!
(慣れはしたが、決して許しはしないぞ!)

でもそもそも「こども向け」のいったい何が悪いことなのでしょう??

こどもにとってわかりやすい作品って、大人からしてもわかりやすくて面白いものです。
それを単に「幼稚」であり、「卒業」しなければならないものとして切り捨てる姿勢はどうかなあと思うわけですよ。

個人的に引っかかるのは「卒業」したあとの大人が楽しむものとして設定されたものがこれといってないところ。
不思議でなりません。こどもと大人を分断するだけしておいてそれはないでしょ!と思います。

大人はいったいどこへ行けばいいんでしょう。

 

話を展開しすぎてうまくまとまらなくなってきました。
この記事の続きは明日に持ち越したいと思います。すみません。

自動車の免許取得のため通っている教習所にかなりの時間を持って行かれておりまして、
なかなかブログ記事を書く時間があてられないのです…。
書きたいことがいっぱいあるというのに!!

*1:高校卒業時の生徒会誌に、綾波レイのセリフ「わたしはあなたの人形じゃない」を引用している