ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

中身はないけど、深い味がある~「ふつうに良かった映画」について~

今週のお題「ふつうに良かった映画」について。

久しぶりに「今週のお題」に沿って記事を書いてみることにしました。
「ふつうに良かった映画」…この場合の「ふつう」ってなんでしょう。
自分が期待していたより良かった映画?あるいは世間の低評価に反して良かった映画?
どう捉えるかでセレクトが大きく変わる気がします。
少なくとも、「名作中の名作」を挙げる場面ではなさそうですね。

「ふつうに良かった」として、誰もが思う名作を取り上げるとブーイングが来そうで怖いです。
そのため、今回の記事では「ふつうに良かった」映画をこのように定義しました。
Yahoo!映画」で平均評価が★4未満(満点は★5)の作品で、なおかつ私が「良かった」と思った映画

この定義に沿って、「ふつうに良かった」映画をご紹介します。

 

私は普段、映画をほとんど観に行きません。年に1、2回あるかないかぐらいです。
最近劇場で観たのは『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』(Yahoo!映画平均評価★2.80点)です。
ナルトとヒナタの恋がどうしても気になって観に行きました。
にむすけ君と一緒に観たんですが、「予想より良かった」「無難にまとめた!だがそれがいい!」と盛り上がったものです。

誤解の無いように言っておくと、むちゃくちゃいい映画だと思いました。
ただ、「あと1時間ぐらい追加してくれたっていいんだよ!」と思うぐらい「詰め込んで」ある内容でした。
(小説で補完しないとどうしようもない箇所がちょこちょこあるのは正直どうかと思う)
そういう意味で「無難にまとめた」という感想が出てきたという点をご理解ください。
NARUTOの映画の中ではいちばん好きでしたよ!

 

今日、レンタルで映画を一本だけ鑑賞しました。
これもにむすけ君と一緒に観ました。『謝罪の王様』(Yahoo!映画平均評価★3.01点)。

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私とにむすけ君には大いにヒットし、「最高の映画だ!」と評価されたこの映画ですが、
世間での受けはあまりよろしくなかったようです。
ここで意気投合できるから仲がいいんだろうなあ、私とにむすけ君。

ただのコメディー映画だと思って、息抜き程度の気持ちで借りてきたんですが
よく出来た映画だな~とただただ感心してしまいました。

私とにむすけ君に大いに受けた要因が何か考えました。
・群像劇
クサい人情味に溢れている(二人ともこういうの大好き)
・役者さんそのものの美味しさを活かしている(主人公が良い意味でただの阿部サダヲにしか見えない
・場面構成が上手い(鮮やかな伏線回収)。
皮肉がきいている
・ラストシーンの展開は正直「読める」。が、言い様のないカタルシスを得られる

あんまり詳しく書きすぎると面白さが半減するので書けませんが、だいたいこんなところでしょうか。

酷評をくだしている方のコメントに「ベタな展開の繰り返し」とあったんですが、
ただそれを繰り返しているだけではないところがこの映画の最大のミソだと思うんですよ…!
それについて詳しく書けないのが残念です。

にむすけ君は伊坂幸太郎さんの小説およびそれを原作とした映画が大好きです。
今回、『謝罪の王様』が受けたのもなんとなくそれに似た魅力を感じたからだと思います。
実際私も似たようなもので、この感じ…あれだ…
フィッシュストーリー』(Yahoo!映画平均評価★3.98点)だ!!…と(笑)。

フィッシュストーリー [DVD]

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群像劇。結末で得られる大きなカタルシス(そのため、ネタバレは御法度です)。
ぶっちゃけてしまえば、これといった中身はない。中身はないけど、深い味がある

どちらもそういう作品だと思います。だから酷評する人もいるんだろうな。
私は好きなんですけど…まあ仕方ないか。

謝罪の王様』は「皮肉」がきいているのも印象的でした。
ここでそういうこと言わせちゃうかー!って思いながら見てましたよ。
にむすけ君なんてカタルシス感じすぎたのか頭抱えて「最高…最高すぎる…」とか呟き続けてましたからね。こわい

 

【追記】

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ちょっと目を疑いました。
いつの間にやら10000PV/月を突破していたようです。
これも、日々ブログを読んでくださっている皆さまのおかげです!ありがとうございます!
次の目標は月間50000PVぐらいですかね…?
頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。