ミチクサダイアリー

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21歳女子大生が本気で選んだ「オトナも楽しい!特撮テレビドラマシリーズ」12本

こんばんは。
今回の日記は、私のブログの読者さまたちの大半には需要がない記事だと思われます。
が、個人的にどうしても書きたかった記事なので執筆に至りました。

21歳女子大生が本気で選んだ「オトナも楽しい!特撮テレビドラマシリーズ」12本

今回は「特撮映画」を抜き、テレビドラマシリーズに限っておすすめシリーズ12本を選定しました。
「特撮作品はほとんど見たことがないけど…気にはなっているんだ…」
という成人済みの方に向け、かなり本気でおすすめ作品を選んでみました。
新規参入のオトナが見て楽しいかどうか、を基準にしたのでチョイスはかなり無難です。
もっと思い切った(マニア向けの)選定をしたかったですがそれは需要がなさそうなので…。
それでは、前置きもほどほどに今回の記事での選考基準を確認していきましょう!

<選考基準の確認>
全話通して視聴することを前提にして選考。
・「オトナ」が新規で全話見ることを前提にし、作成したリストであるため基本的には平成以降の作品が中心。

ですので、昭和の名作が取り上げられていない場合があります。
あれがないぞ!これがないぞ!という方、いらっしゃるかと思います。
が、あくまで新参向けの内容ということを想定して書いていますので、その点ご了承いただければと思います。

なお、今回は「ウルトラシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「仮面ライダーシリーズ」から3本ずつ、
その他の特撮テレビドラマシリーズ枠で3本、計12本をご紹介いたします。

ウルトラシリーズ

ウルトラシリーズを「大人向け」と位置づけるファンもかなり多いですが、
長年ファンとしてウルトラマン(=兄さんたち)の追っかけをしてきた私としては
ウルトラシリーズは子供向けの内容であることがほとんど」という立場は崩せません。
ただ、エピソードを見ると「これは大人にならないと理解できないだろう」という内容があることも認めざるを得ません
今回はシリーズ全話を通してみることを前提にし、選定させていただきました。
個人的には「ウルトラシリーズはとりあえず全部見たほうがいいよ」と言いたいです。
なぜなら私がウルトラシリーズマニアだからです。仲間が切実に欲しいなって…。

ウルトラシリーズは上の「選定基準」に反して昭和、それも古い作品が中心になりました。
それは「大人が新規で全話見る」ことを想定して選んだためです。
各シリーズごとに「大人向け」のエピソードがそれなりにあるので、別の機会にそれらを紹介したいと思っています。

1.ウルトラセブン

ウルトラセブン Blu-ray BOX I

もっとも無難だと思われる選択。
「特撮に興味がある」オトナであればほぼ見たことがあるのではないかと推察される作品。
「怪獣」との戦いをベースに描いた前作「ウルトラマン」とは違い、「宇宙人」の侵略から地球を守る戦いが主軸。
大人にならないと理解できないであろう皮肉たっぷりのエピソードが非常に多いのが特徴です。

中でも「ダークゾーン」「狙われた街」「超兵器R1号」などのエピソードが大人向けの内容として知られています。
個人的に好きなのは「ノンマルトの使者」というエピソードです。多くは語らない

2.ウルトラマンネクサス

ウルトラマンネクサス TV COMPLETE DVD-BOX

 一気に全話見たほうがいい!と強くおすすめするシリーズ。
「欝になるウルトラマン」としても知られています。
前日譚として劇場映画「ULTRAMAN」がありますので、こちらを見てから一気見するのがおすすめ。
「欝になる」という評判付きですが、最終話まで見たときのカタルシスが尋常でないので一気に見て欲しい作品。
1クール縮められてしまったため後半はかなり急ぎ足ですが、しっかりまとまっています。
内容は全体的に大人向け。ウルトラマンに変身する人物がちょこちょこ変わっていくのが最大の特徴です。
魔法少女まどか☆マギカ」の元ネタではないか?という説もあります。類似点を探しながら視聴してみてください。

3.ウルトラQ

総天然色ウルトラQ 1 [Blu-ray]

ものすごく悩みましたがここにも無難な作品をひとつ。
ウルトラマン」というヒーローこそ登場しませんが、ウルトラシリーズの原点となる作品です。
この作品でヒロインを演じた桜井浩子さんは、のちに「ウルトラマン」のヒロイン・フジ隊員を演じました。
怪獣や怪異に立ち向かう人々を描いた作品で、これもかなり皮肉を込めたエピソードが多め。
近年、映像に着色がなされた「総天然色」バージョンのDVD、Blu-rayが出ましたのでこちらがおすすめ。
1966年にこのクオリティーの特撮テレビドラマを仕上げたことが驚異です。

スーパー戦隊シリーズ

1.五星戦隊ダイレンジャー

五星戦隊ダイレンジャー DVD全5巻セット

シレンジャーによる「幻総武線」「幻山手線」などのとんでもない技を筆頭に
コメディか??と思わせる描写を多数含みながら、終盤に向けて怒涛の展開が続く名作。
6人目の追加戦士がもろに子供というのも斬新。ショタ可愛い。

終盤になると信じられない追い上げを見せてくるストーリーから目が離せません。
弟のスーパー戦隊ブームの頃に家族全員でVHSを借りて見ていたんですが
あまりの展開に両親まで口あんぐりで没入していたのが印象的です。
「いい意味で」怒涛の展開が続きます。

変身後のデザインの異様なまでのカッコよさ、そして真似のできないきれっきれの名乗りシーンは必見。

2.鳥人戦隊ジェットマン

鳥人戦隊ジェットマン 全5巻セット [マーケットプレイス DVDセット]

子供にはすべてを理解できるはずがない異例の作品。とてつもなくトレンディーです。
ヒロインをめぐる三角関係の話が主軸。

最終話ではAパートまでに敵を倒し、後日談になってしまいます。
が、この後日談が名作として語られ続ける所以。

とにかく「ヒーローもの」という観点を一度どこかに置き去りにしなければ語ることができないという意味で大人向け。

3.侍戦隊シンケンジャー

スーパー戦隊シリーズ 侍戦隊シンケンジャー コンプリートBlu-ray1

主演の松坂桃李さんが好きすぎるあまりの選出。正直、これは趣味。譲れない。
死ぬほど同人誌出した(個人的に)思い入れの強い作品。
ただし、ストーリーも大人向け要素ありです。詳しくは語れませんが、ラストまで目が離せません。
メインの5人+1人のバランスが非常によく、テンポよくストーリーが進みます。
この作品で俳優デビューを果たした松坂桃李さん。
ぎこちなく、朴訥とした演技が「世俗離れしたお殿様」の役に見事ハマっています。

6人目がとんでもない方法で強引に加入してくるのも個人的に好きなところ。

仮面ライダーシリーズ

1.仮面ライダーBLACK

仮面ライダーBLACK Blu‐ray BOX 1 [Blu-ray]

これを見ない限り「仮面ライダー」は語れない、と思われるほどの良作。
「原点回帰」を意識して製作されていながらも
平成ライダーシリーズへつながる「仮面ライダーVS仮面ライダー」の構図の原点にもなっている。
敵となってしまった親友「シャドームーン」との戦いがストーリーの中心。

あまりの人気に続編「仮面ライダーBLACK RX」が製作された。
平成ライダーに続く「タイプチェンジ」的要素がここで初めての登場。
とにかく仮面ライダーといえばこれを見ておくべき。

2.仮面ライダークウガ

仮面ライダークウガ 全12巻セット [マーケットプレイス DVDセット]

特撮に疎いにむすけ君に「とりあえず見てよ!」と半ば強制的に視聴してもらった結果、ドンバマりされた作品。
オダギリジョーさんがふわっとした好青年・五代雄介を好演。
ストーリーも大人が見て十分楽しめるクオリティー。
むしろキャラクターたちに感情移入するにはある程度の人生経験が必要な気がします。

敵側が使う「グロンギ語」という不思議な言語がきちんと「解読」できるなど、
細かく練り上げられた設定と魅力あるキャラクターにぐいぐい引き込まれます。

敵が人を襲う手口の残忍さが目立つことも「大人向け」として扱った理由のひとつ。

3.仮面ライダー剣

仮面ライダー剣 (ブレイド)VOL.1 [DVD]

メインキャストの滑舌が悪すぎオンドゥル語」なる伝説を生み出した作品。
残念なことに「オンドゥル語」のインパクトが強烈すぎるため序盤の数話で満足してしまう人がいる。
個人的には仮面ライダー」としての結末を描いた、という意味で傑作といっていい作品の一つだと思う。
最終話まで視聴し、滑舌以外のことに言及するファンがもっと増えればいいと願っている。

 

◆その他

1.ケータイ捜査官7

ケータイ捜査官7 File 01 [DVD]

30分枠の特撮テレビドラマ。
「歩くケータイ」フォンブレイバー・セブンと高校生の網島ケイタがバディを組みサイバー事件の捜査に挑む。

ソフトバンクからコラボケータイ「フォンブレイバー」シリーズが出たことでも話題に。
主演の窪田正孝さんがセブンと心を通わしてゆく高校生・網島ケイタ役を好演。
「歩くケータイ」たちが迎える「そう遠くない未来(=明日未来)」の行く末は…??

個人的にはケイタたちと敵対する「フォンブレイバー・ゼロワン」が好き。
単なる悪役で終わらないゼロワンが選ぶ「明日未来」にも注目したいところ。

2.魔弾戦記リュウケンドー

魔弾戦記 リュウケンドー1 [DVD]

日本の、どこにでもありそうな下町・あけぼの町はジャマンガという魔物たちに狙われていた。
そんなあけぼの町を守るために「魔弾戦士リュウケンドー」に変身し戦う鳴神剣二の成長を描いた物語。

主人公たちは架空の下町・「あけぼの町」のためだけに戦うヒーロー。
時折「男はつらいよ」のパロディーが見られるなど、平成に製作された作品でありながら
「昭和」を想起させる演出が印象に残る作品。「あけぼの町」から漂うノスタルジックを存分に感じたい。

あまり知られていないがクオリティーが地味に高い作品で、個人的に「もっと評価されるべき」だと思っている。

3.古代少女ドグちゃん

古代少女ドグちゃん ドキドキパック 上【期間限定版】 [DVD]

ケータイ捜査官7」で主演を務めた窪田正孝さんが「ドグちゃん」の下僕にされる役どころで登場。
どうも窪田正孝さんの出る特撮が好きらしい。翻弄される高校生キャラがハマリすぎ。
ドグちゃんどう見てもふざけて作ったとしか思えない衣装のため深刻度が半減するが
しっかりと「人」と、人をとりまく問題を描きあげている。が、だいたいは妖怪のせい。

 DVDが「ドキドキパック」なる、いかにもAVみたいな題で売られているのが気になる。
個人的には普通に特撮作品として面白いと思いました。
ただトラウマになりそうなレベルでえぐいエピソードもあるので「大人向け」です。

 

以上、「21歳女子大生が本気で選んだ『オトナも楽しい!特撮テレビドラマシリーズ』12本」でした。
なお、異論は認めます。ブックマークコメントからよろしくお願いします(にっこり)。