ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

世の中に増えすぎた「〇〇男子」「〇〇女子」について考えてみる

〇〇男子の種類が多くなってきたなーと思って、ちょっと調べてみました。
調べるきっかけになったのは昨夜自分で呟いたこのツイート。

これまでも肉食系男子、草食系男子、ロールキャベツ系男子などなど、いろんな〇〇男子が語られてきました。

(ちなみに、よく「ロールキャベツ系男子」と評価されがちなにむすけ君曰く、
「『肉食』『草食』は肉や野菜食う側を指しているのにロールキャベツは食われる側だから納得いかない」。とのこと)

うーん、ティラミス男子や生チョコ男子は知らなかったな…。

掲載した画像は宮崎で毎月25日に発行されているフリーマガジン「月刊パームス」の特集ページの一部分。
元ネタはどこだ??と思ってちょこチョコっと調べてみたところ、こんな記事を発見しました。


ティラミス男子、ガトーショコラ男子~気になる彼は何系?チョコレートで男子を分類♪【恋占ニュース】 | 恋愛×占い「cocoloni PROLO」

 cocoloni PROLO…??し、知らない…
「ダサピンク現象」を地で行くサイトデザインもなかなかのインパクトです。
ちなみにこちらのサイトのコンセプトがちょっと面白かったので引用します。

「cocoloni PROLO」は、主に20代から30代の女性に向けた「恋愛」がテーマの情報ポータルサイトです。
恋愛に関するコラムや女性の実態を明らかにする記事など女性を多角的に分析する読み物と、自分を多角的に分析する占いがコラボする新しいタイプの情報サイトとして配信していきます。

わ、わあ…20代から30代向けでこのサイトデザインかぁ…(白目)
ついでなのでこのサイトの中でも個人的にひどいと思った記事をひとつご紹介。


“中あったか”はそのままの意味でした。とにかくひどいなこれ!!
ひどすぎてついつい読んでしまいました。そういう意図で掲載しているならまんまとやられたな…。

 

…話が思いっきり逸れたので「〇〇男子」に戻します。
調べてみたらものすごくたくさんありました。

傾向としては、「肉食系男子」「草食系男子」のように
女性との関わり方の特徴ごとに命名されたものが圧倒的多数を占めるようです。
例としては「肉食系男子」「草食系男子」「魚食系男子」「雑食系男子」
「断食系男子(=絶食系男子、ラマダン系男子)」「猛獣系男子」「化石系男子」「仙人系男子」
「ロールキャベツ系男子」「アスパラベーコン巻き系男子」「肉巻きおにぎり系男子」
「ピーマン肉詰め系男子」「鶏肉系男子」などなど…まだたくさんありました。
女性との関わり方の特徴ごとで命名されているのは、さきほど紹介したサイトのような
主な対象を女性と設定したメディアが大々的に取り上げているからだと思います。

特にさきほどの「cocoloni PROLO」は恋愛と占いをメインテーマにしているので、
「〇〇男子」とあれこれ分類して記事にする際には「バーナム効果」を意識しているはずです。

バーナム効果」とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、
自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の現象Wikipediaより引用)のこと。

女性向けコンテンツが「男性を、女性との関わり方ごとに分類すること」を好む理由として考えられるのは、
意中の男性に対する恋がうまくいかないとき、「〇〇男子」に当てはまる特徴を相手の中から見つけて
「だったらしょうがないかも」と合理化できるようにするため ではないでしょうか?
そのように考えると、「〇〇男子」の定義に曖昧なものが多いのもうなずけます。

 

それでは女性向けコンテンツで取り上げられる「〇〇女子」はどういう傾向が??
…というわけで、次に「〇〇女子」について調べてみました。

結果!
「〇〇女子」「〇〇ガール」はファッション、食べ物などの嗜好を表すことがほとんどでした。
代表的なものに
ボーイズラブ描写を愛好する女性が自虐的に自称する腐女子
森にいそうな(?)ゆるっと、ふわっとしたファッションを愛好する「森ガール」
歴史が好き、歴史マニアの女性をさす歴女 などが挙げられます。

それ以外のケースとしては「はてな」を利用する女性をはてな女子
理系に進んだ女性を「リケジョ」と呼んだりするケースなどがありました。
これらの言葉には「はてな」を利用したり「理系」に進む女性の割合が
男性の割合と比較するとまだまだ少ないため「珍しい」という意味が付与されています。
要するに、「女性にしては珍しい」と思われている集団に所属したときに「〇〇女子」と呼ばれるパターン。

結論
「〇〇男子」は女性との関わり方の特徴ごとに命名されている。
「〇〇男子」の特集が女性向けメディアで組まれることが多いことから、
「意中の男性とうまくいかない」ことを「男性が〇〇男子だから仕方ない」として
合理化する意図があるのでは?と推測される。

「〇〇女子」はある特定の事柄に対する嗜好を示す女性をさすパターンと、
「女性にしては珍しい」と思われる集団に所属した女性をさすパターンがある。

まだまだ検証の余地がありそうですが、今日はこのぐらいにしておこうと思います。


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