「凛として時雨」歌詞の一部を変更 なんだか「ハライチ」っぽい!?
このニュースを読んで真っ先に「ハライチ」の漫才を思い出した、という話。
これはロックバンド「凛として時雨」が23日のミュージックステーションの出演時に
楽曲『Who What Who What』の歌詞の一部を変更して歌ったと報じたもの。
楽曲『Who What Who What』は昨日の記事(オタクカップルが互いに布教したアニメを紹介してみる3+3)で
紹介したアニメ『PSYCHO-PASS』の劇場版作品の主題歌。
変更前後の歌詞を確認すると、やはり変更前の方がタイアップ曲としてもしっくり来る内容。
まあ『暗殺教室』のアニメも放送延期される「自粛ムード」の中では避けられなかったというところですか…。
で、最初の話に戻ります。
この記事を読んでなぜ「ハライチ」の漫才を思い出したのか…。
変更前後の歌詞をご確認ください↓
血だらけの自由→幻の自由
諸刃のナイフ →諸刃のフェイク
「ハライチ」の漫才を見たことがないという方には伝わらないと思いますが、
私には「ハライチ」の澤部さんが全力で幻の自由を探し求めている様子しか浮かばなかったんです。
この感じをとてもわかってほしいので「ハライチ」がわからない方はぜひ漫才を見てください。
でも変更後の歌詞もそんなに嫌いじゃないです。
「ミュージックステーションVer.」という、オリジナルから独立した別作品としてはアリ。
オリジナル歌詞は「攻撃性」、ミュージックステーションVer.は「空虚感」を感じる。
そしてこの楽曲に関しては『PSYCHO-PASS』という作品とタイアップしていることにも意味があると思う。
タイアップ曲って、ただ(商業的な)大人の事情でタイアップしているだけだとしても
その歌詞と作品とを結びつけて受け止められてしまうという側面がどうしても出てきますからね…。
『PSYCHO-PASS』2期では「代理戦争」をさせるための軍事ドローン(無人機)を開発するエピソードがあります。
「攻撃性」を感じるオリジナル歌詞も「空虚感」を感じる改変歌詞も
こういう作中のエピソードを想起させるところがあって、私は好きです。
まあ、タイアップしていることを前提にした考え方になってしまいますが…。
そもそもの原因、「自粛ムード」に関してはなんともいえないのが正直なところ。
誰に対して、何を、どこまで配慮するべきなのか…??
個人的には東北大震災後のCM自粛がものすごく不気味で怖かったんですが、
あれっていったい何のための自粛だったんですかね…??
災害で大変だ!というときに企業が利益を求めるのは不謹慎ということですかね?
そのあたりの感覚はちょっとよくわからないです…。
どういう意義かな?と思って当時のことを調べてみたんですが
どの企業も、そしてあのACでさえ「不快な気分にして申し訳ありません」しか言ってなかったよ…。