忘れていませんか?出産の危険性
昨晩、こういう記事を怒りにまかせて書きました。
投稿したあと、偶然にもこのような記事を見かけました。
こちらの記事について「むむっ」と感じた点について。
まずは「異性愛者しかいない」ことを前提とした語り口が気になります。
日本では同性で結婚して家庭をもつ、ということができません。
ですから、この方の「子供を育てていない人は全員子供」という主張に従うと
同性愛者や両性愛者はいつまでも子供のまま、ということになってしまいます。
で、記事の最後にはこういう文を書いていらっしゃるんですね。
ネトウヨさんとかなんかも、ネットでガーガーピーピー言うのもいいけど、極端な話、子供を10人生んで10人に自分の教えを浸透させて選挙に行かせたほうが10倍有意義だと思います。
何の関連もないのだろうけど、これを読んでふと頭をよぎったニュースがこれ。
まあ10人以上産ませるとなるとこれがいちばん現実的なやり方なんだろうと思う。
この男性にどういう意図があったのかはよくわからないけど。
何が言いたいかというと、書き手が出産のリスクを軽くみているってこと。
出産は女性の命を奪うほどのリスクがある、という認識があまりないのでは?
と感じました。
これはこの方に限らず、女性も男性もそうなのですが
結婚して出産して子育てをすることが「当たり前」だと思い込む(思考停止する)
ことは非常に危険だと思います。
リスクを鑑みた上で出産や子育てを計画すべきで、
だからこそ昨日書いたことにつながるんですが
女性に出産を強いるべきではない!
ということ。
必要なのは出産、育児を支える社会や仕組みをつくること。
女性なら当たり前に産めるはずという考えは捨てるべき。
それが女性に責任を問うような言説を生むことになるから。
先の漫画はそういう問題も孕んでいると思う。