ミチクサダイアリー

飽き性を克服するべく、もう一度だけ挑戦することにしました。ブログ。

漫画家・藤原ここあさんの訃報がどうしても信じられない

漫画家の藤原ここあさんが31歳の若さで亡くなっていたことが明らかになりました。

突然の訃報に呆然としています。
どうしても信じられません。いったいどうして…。

藤原ここあさんの漫画で有名なのはアニメ化も果たした『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』でしょう。
読んだこと、見たことはなくてもタイトルぐらいは見聞きされた方もいるはずです。

『妖狐×僕SS』は中盤の展開にいい意味で驚かされた物語でした。
はじめは、繊細な筆致で丁寧に描かれた一癖も二癖もある個性豊かなキャラクターたちの魅力に引き込まれました。
読み進めるうちに「え、どうしてこうなった…!?」と思わず声を震わせることが何度もありました。

こんな悲しい知らせで驚かせないで欲しかったです。

 

藤原ここあさんは亡くなる6日前までTwitterを更新していました。
最後に更新されたツイートには「景色だけは美しかった」という言葉と夕焼け空の写真が載せられていました。

藤原ここあさんは私と同じ福岡県北九州市の出身です。
彼女が美しいと感じた故郷の景色を、同じ思いで眺めたい。そして大切にしたいと思いました。

 

一ファンとして、謹んで哀悼の意を表します。

一人称が「僕」だった 僕は「僕っ娘」の夢を見る

その昔、私は「僕」という一人称を使っていました。
今日はそんな思い出話をしてみようと思います。

「僕」という一人称を使っていた理由はこの記事でさらっと触れているように、「自分のことを男性だと思っていた」から。
女性の身体特徴を持つ自分を受け入れることができず、小さな反抗を繰り返していた時期があったのです。
胸を潰すインナーを着用して身体のラインを男性に近づけたり、「僕」という一人称を使ったり。

この話をすると「ずいぶんひどい中二病だったんだね」という反応を頂くことがあります。
ただこのときの私にとっては「中二病」という言葉で済まされるものではない深刻な悩みでした。

そもそもなぜ自分を男性だと思っていたかというと、好きになるのが女性ばかりだったから。
今でこそ「LGBT」といった性的マイノリティの人々が存在すること、そして私もそのうちの一人であることを知っていますが、この時はまだそれを知らなかった。

だから男の子の格好をして、男の子が使う一人称を使って女の子に告白をしては振られまくっていました。

〇子ちゃんは女子だから無理

この当時は自分の本名に「子」があることを恨んでしました。女性らしさが抜けないから。
ただ、「子」を抜けば男性の名前っぽく聞こえるので、高校時代にお付き合いをした女性には「子」を抜いた名前で呼んでもらっていました。

とにかく女性らしさを抜けば女性との交際が認められるはずと信じていました。

でも、いろんな女性と出会って恋をするうちに考えが変わりました。
それは「男と女が恋に落ちるのではない」ということ。
性別ではなく、一人の人間として相手を見つめる。そして恋に落ちる。
たったそれだけのこと。男にならなくてもいい、女にならなくてもいい。
それに気付いてからは「僕」という一人称への強いこだわりが失せました。

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こういった経緯があるからか、「僕」という一人称の女性がどうしても気になってしまいます。
特に漫画・アニメ・ゲームなどの作品には「僕」という一人称を使う女性キャラクターがたくさん登場しますよね。
私が好きになる女性キャラクターの多くはそういった「僕っ娘」と呼ばれるキャラクターです。
いちばん好きな「僕っ娘」が『艦隊これくしょん』の時雨ちゃんです。彼女は天使です

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白露駆逐艦の「時雨」。これは改二にしたときのスクリーンショット。現在はケッコンカッコカリを済ませた「嫁」です。

話し方も最高なんです。
「君たちには失望したよ」「僕に興味があるの?」「やめてよ、痛いじゃないか」

 

こういう感じの口調、ほんとにツボなんです。

切実に募集中です。

 

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「断捨離」を1ミリも知らない私が勝手に想像した「断捨離」法で大量の服を処分する!

今回は初の「ミリしら」企画です。
これが好評だったら「ミリしら」企画シリーズということで他のチャレンジもやってみたい。あらすじを一切読まずに続きものの小説の途中から読むとかどうでしょう(笑)。

今回のチャレンジ内容はタイトルの通り。
「断捨離」を1ミリも知らない私が勝手に想像した「断捨離」法で大量の服を処分する!

服が捨てられないんですよ。
クローゼットに服が入りきれなくなってから2年ぐらい経っています。

もう捨てるしかない。捨てるぞ。

結論から言うと、「断捨離」本には頼らずに大量の服を捨てることに成功しました。
「断捨離」という言葉だけは知っているので、そこから勝手に意味を想像してチャレンジ。

「断捨離」とはなんだろう。
たぶんこんな感じだと思います。

=ものへの執着を断つこと。
=実際にものを捨てること。
=ものから離れること。片付けたあとにものを増やさない?

「離」がよくわかりませんがきっとこんな感じだろう。きっとそう。

私の場合は「服が捨てられない」のでこの解釈でいくと「断」を重視する必要がありそうです。
では、どうして「服が捨てられない」でいたのか。次に考えるのはそこです。

考えられる理由

  1. 「まだ着られる」と考えてしまう
    最近の気分に合っていないだけで、服のサイズはぴったり。いつかまた着ることがあるかも、と考えてしまう。謎のもったいない精神。
  2. にむすけ君に買ってもらった(思い出がある)
    買ってもらった服。一緒にいる時間が長くなればなるほど買ってもらった服は増えていく。その服を着てデートに行ったり「かわいい」と褒められたために捨てづらい。ぼろぼろになって着られなくなっていようが捨てられない。大事なものだもの。

この2点が理由として思い浮かびました。
特に深刻なのが「思い出があるので捨てられない」という後者の方。
なんだかんだ言ってにむすけ君にメロメロ(死語)なのでどうにも捨てづらいんですよね。
とっても気に入って何度も何度も何度も着たためにぼろぼろになって、もう着られたものじゃないんですが…。
こんなになっちゃうまで着たんだ。それだけ一緒にいるんだなあとかしみじみ思い返してしまいましてね!

要するに「思い出」とどう折り合いをつけるか、という話ですよね。
大切にしていた服でも着られないような状態になってしまった時点で「ゴミ」と割り切るしかない。
服は着るために作られたものですからね。着られないならもうどうしようもない、そう考えるしかない…。

よし、捨てよう!

そう思い、私は「思い出」の詰まった服のうち一着に手を伸ばしました。
その時に気がついたのです。唯一ぼろぼろになっていないものが存在していたことに。

服のボタン

そしてさらに私は思い出したのです。
自分の母親が服のボタンをお菓子缶にたくさん貯めていたことを!!
子供の頃は「お母さんなんでこんなにボタン持ってるんだ…」と思っていましたが、あれは服を捨てる前にボタンを取り外していたからかも…。

というわけで「もう捨てるぞ!」と決めた服のボタンを片っ端から取り外すことにしました。
服はたくさん持っていると嵩張りますが、ボタンならたくさんあっても空き缶1つあれば十分です。
ボタンを見れば「そういえばあんな服買ってもらったっけ…」と思い返すことはできます。
思い出があって捨てられない。その気持ちまで捨てる必要はないと考えました。

そうしてにむすけ君から買ってもらった服のすべてからボタンを外してさらに気付きます。

ボタンを取り外したら「まだ着られる」という状態ではなくなるな…と。
そう。より深刻そうな「思い出があるから捨てられない」問題を解決したら、「まだ着られる」という執着を断つことにも繋がったのです。
おそろしい。ボタン取り外すだけでこんなにも意識が変わるものなのか…。

そうして服への執着を断ったことで、大量の服を古布回収に出すことができました。
残されたのはちいさなチョコレートの空き箱につまったボタンだけ。

この箱の中に詰めたボタンを使って、いつか自分の子供の洋服を作ってみたいです。

 

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『季節は次々死んでいく』のMVがすごすぎた/生肉を食べているかのような写真撮影テクも紹介

人によっては「いまさら」な話題です。
「amazarashi」の楽曲『季節は次々死んでいく』のMVがとてつもないクオリティでした、という話。
この楽曲のPVは2015年2月3日にYouTube上にアップされています。なんで二ヶ月も見過ごしていたんだ…。

『季節は次々死んでいく』はテレビアニメ『東京喰種(トーキョーグール)√A』のエンディングテーマだった曲です。
そのMVは『東京喰種』の登場キャラクターである神代利世(リゼ)を連想させる容貌の女性が、歌詞の形に切り取られた生肉を延々と食べ続けるという内容。

血の表現があるので、そういった表現を苦手とする方は見ないほうがいいです。
大丈夫な方はこちらをご覧ください↓


amazarashi 『季節は次々死んでいく』 ”Seasons die one after another ...

東京喰種 5 (ヤングジャンプコミックス)

東京喰種 5 (ヤングジャンプコミックス)

 

 このMVのすごさは『東京喰種』という作品と強く結びつきながら楽曲そのもののテーマを一切歪めていないところにあります。

CINRA.NETに「amazarashi」の秋田ひろむさんとこのMVを製作した本山敬一さんのインタビュー記事がありました。
この記事によれば「食べ続ける」というモチーフは「喰種」だけでなく「過ぎて行く時間」も意味しているそうです。
狂ったように食事をする女性を映し続けることで「時間の急速な経過」「人が生き急ぐさま」を表現したのだ、と。
恐ろしいのは、こうして楽曲のテーマを丁寧に映像の中に落とし込む過程で別の作品と見事に調和をさせたこと。
どう見てもMVの女性は神代利世(リゼ)にしか見えません。
演技力とかそういう言葉で語れるものではない「凄み」を感じました。

それもそのはず。MVに出演した女優・松永かなみさんはこのMVの製作のために12時間もかけて生肉を食べていたそうです。
うわあ…うわあ…過酷すぎる…ギャラたくさん貰えてたらいいな…
狂ったように生肉(牛)を食べ続けるという「演技」。でもこれが「演技」には見えません。それが怖い。
この映像、神代利世が美味しそうに人肉を頬張ってるようにしか見えないんです。怖い。

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ここからは余談。
生々しい肉を食べているかのような写真を撮りた~い!というコスプレイヤーさん向けのアドバイスです。

※生々しい肉を食べているかのような写真を撮影する際の注意※
たとえ飲食物持ち込み可のイベントであったとしても、周りの人がたいへん驚きます。
飲食物持ち込み可のスタジオを貸し切るか、自宅での撮影がおすすめです。

 

トマト寒天ゼリーを作ろう!

私が実際に試したことのある方法です。『東京喰種』のコスプレ撮影時に使いました。

参考にしたのはこのトマト寒天ゼリーの作り方。
ふつうに美味しいので恍惚とした表情を保ったまま撮影に臨むことができます。
鮮やかな色のゼリーになります。暗いところでも赤い色がはっきりわかるので撮影向き。
手ですくって食べるとそれっぽく見えます。

トマトが苦手な方はぶどうゼリー(赤ワインゼリー)で代用可です。
ただしゼリーの色が暗くなるため、場所によってはうまく照明を使う必要も出るかも…?

生々しい肉を食べているかのような写真が撮りたい方はぜひ参考にしてみてください!

 

美味しく食べられる血糊のレシピとかもいちおうご紹介できます。
が、これは夏の肝試しシーズンのブログネタにしてもいいのかも(笑)。
夏までにより美味しい血糊になるようにレシピを改良しておきま~す。

 

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ask.fmで煽られたので記事書きます

ask.fmで「ブログコンテンツ拡充のために質問募集中」などと掲げていたところ、「そろそろここの回答をネタにブログ更新をお願いします」と非常に丁寧な言葉遣いで煽られたので、記事を書く事にします。

ブログ記事に対する意見なども気軽に投下していただけたらいいな…なんて思いからTwitterアカウントと紐つけて利用を始めた「ask.fm」。
やたらと性的嗜好に関わる質問が数多く飛んでくるので、この回答をネタに記事を書くととんでもない記事内容になりかねません。

どうしてこんなことになったのか。

実は「性的嗜好に関わる質問が数多く」が飛んでくる状態は、ある程度想定していました。
というのも「21歳のちょっと変わった女子大生がなんでも答えますよ~」という内容でask.fmのアカウント情報を定期的にツイートしていたからです。
ネット上の匿名の21歳の女子大生底辺ブロガー
この情報から想定される相手に対して、人々はいったいどんな質問を投げかけてくるのか。
ask.fmのアカウント情報を定期で流しているのはそんな「怖いもの見たさ」の気持ちが正直ありました。

だいたいこの予想は当たっていました。
うん。来るとは思っていたんですよ、性的な感じの質問。
でも「ちょっと変わった」の部分を性的嗜好が」と解釈されたっぽいことについては驚いています。
別にそのあたりはふつうだと思っています!!自分では!!

 

ということでこれまで寄せられた性的嗜好に関わらない質問を振り返ってみましょう。
実際の私の回答はask.fmの私のプロフィールページをご参照願います。

Q 川で“どんぶらこっこ”と流れてきたのは何でしたっけ?
この質問とにかく斬新すぎた。これ私に訊かなくてもよくない??
意図が見え無さ過ぎて恐怖を感じました。大喜利とかそういうのやればよかったんでしょうか…??

Q 髪の毛、ピンクなんですか?
プロフィール画像がピンク髪であることについて。
これは自画像作成アプリでぱぱっと作成した画像なので、実物と異なります。
実際には黒髪のロングヘアーです。腰には届かないくらいの長さ。近々20センチぐらい切る予定。

Q 尊敬するはてなブロガーを3名挙げてください。
かなり悩んだ末に「荻上チキ」さん、「暇な女子大生」さん、「フミコフミオ」さんを挙げました。
ただ回答したあとに「小島アジコ」さんのことすっかり忘れてた…って思いました。

Q 抱かれてもいいはてなブロガーを3名挙げてください。
はてなブロガーがはてなブロガーを抱くとかややこしくなるのが目に見えているので嫌。

 

ask.fmに寄せられた質問には(ブログ記事と比較すると)軽めのノリと言葉遣いで回答しています。
かなりはぐらかしている部分がありますが、絶対に無視はしませんので今後もお気軽に質問どうぞ。

いろんな質問をいただいて気づいたのは、「相手が誰なのかわからないと答えづらい」ということでした。
私は日頃ジェンダーの話題などを取り上げ、性別や年齢に関わらず相手を尊重することの大切さを訴えてきました。
しかしながら匿名の誰かから質問を受けるごとに「どんな人だろう」ということをまず考えていたことに気付きました。
これは私が質問の内容ではなくて、「誰が」というところに注意を払いすぎていたということを示しています。

ブログで「問題の本質をみること」を訴えておきながら、結局私も「誰の言葉か」を意識していたのです。
「なんかまた破廉恥な質問きたな…性に目覚めた中学生かな…?」とかそういうステレオタイプなレッテル貼りをしてしまいましたからね…恥ずかしい…。全然人のこと言えないじゃん!と…。
今後は「誰から寄せられた質問か」ではなくて「なぜその質問が私に向けられるか」を考えて回答できるように頑張ろうと思います。

ただ未熟者ゆえ、「たとえば私(僕)はこう考えるんですけど」とかそういう一言をちょっとつけてくれるとこちらもどういう対応をすればよいか考えやすいので、何度も質問する予定のある方はそういう情報を小出しにしてくれると助かります。
何度もあなたの情報が小出しにされることで親近感を覚え、次第にこちらが口を滑らせていく可能性も考えられますからね!

というわけで久しぶりにask.fmの質問フォームを貼り付けておきます。

ブログへの意見なども募集しています。
内容によっては記事で詳しく取り上げさせていただいたりする可能性も…??

「毎日読んではいるけど実はあんたのブログ気に食わないんだよ!」とかそういう感じでも全然構いません。
ちょっと話してみたいな~というノリで、お気軽にあなたの声をお聞かせくだされば嬉しいです。

 

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犯罪をなくしたい!「人」ではなく「環境」を見直すための議論をしよう

性に関わる軽犯罪に巻き込まれた経験から「犯罪をなくす」ためにはどのような取り組みが必要か、ということをよく考えます。
今日、にむすけ君と「どうすれば犯罪(特に軽犯罪)をなくすにはどうすればいいか」について話す機会がありました。
会話の内容を忘れないうちに記録しておこうと思います。

 

にむすけ君(以下:)「君の件(事件に巻き込まれたこと)を聞いたときに思ったのは、犯罪の原因は人にあるのか?っていうことだったんだよね」
「警察は私の注意不足が原因だ(≒被害者に原因がある)って言ってたなあ」
「本当にそうなのかって話だよね。特に君の場合はそうじゃないと思う」
「日がのぼっている時間帯で、通学路に指定されている道を歩いていたから?」
「まあそういうことも含めて。でも、マンションのエントランスで脅迫に遭ってしまった、と」
「…あ、思い出した!ひとりで下校していたからそれも悪いって言われたんだった!」
「それなら自分にも原因があるかも、とか思う?」
「ちょっと思った」
「でもさ、仮に『明るいのにひとりでいるだけで付きまとわれる』っていう環境だとしたら、そこをその状態のまま放置してちゃダメだと思わない?危なすぎると思うよそれ」
「どうやって解決するのさ」
「現実的ではないけど、人がひとりもいない状況下にしない…つまり現場を注視しておく人を配置すれば解決する」
「現実的じゃないにも程があるよそれ…真面目に言ってるの?」
「でもそういう状況だったら防げるよ。先の件ではそれを出来ない、やらない組織が犯罪の原因を君という人間ひとりにあるものとしてうやむやにしようとしたことがよくなかった」
「ほほう??」
「警察による犯罪抑止は犯罪をした疑いのある容疑者を捕まえる、つまり原因となる人を社会から絶つ。これによって容疑者による次の犯罪を未然に防止するっていうところが基本」
「ああ、犯罪を犯す人を絶つっていうことね」
「そうそう。でもいくら罪を犯した人を片っ端から捕まえていったところで、その人たちが罪を犯すに至った環境を見直さないと意味がないことがほとんどなんじゃないかな、とおれは思う」
「万引きとか?いくら万引き犯を捕まえたところで店に死角が多けりゃ窃盗の温床になる的な…」
「まあそういう感じ。君って確か高校時代に痴漢に遭ったことあるって言ってたよね」
「しょっちゅう」
「痴漢ってなんで起こると思う?」
「満員電車には逃げ場がない…でも死角は多い…」
「いろいろあると思うけど、だいたいそういう理由だと思う。その環境が保持され続けるのであれば『魔が差す』人が出る可能性はいつまでもなくならないんじゃないかな」
「痴漢の犯人を片っ端から捕まえるより、痴漢しにくい環境を作ろう!ってことか」
「そうそう。コストの面から鉄道会社が取り入れるわけはないと思うけどアイディアだけはたくさん考えられると思う」
「電車の本数を増やすとか、車両の数を増やすとかね」
「ぎゅうぎゅう詰めにしないこと、基本的にここが大事。となると座席数を増やし、座れないほどの人が乗ることがないように調整したりすればまちがいなく減ると思う。もちろんこの提案は現実的とは言えない」
「痴漢撲滅を理由に人数制限をするってなっちゃうと反発もありそうだしね。『まずは痴漢冤罪からなくせよ!』的な
「痴漢があるからそれに追随する冤罪問題があるんだけどね…まあそういう反発が予想される以上、建前上は痴漢撲滅を理由にしなければいい」
「みんなが座れるゆとりある車両!本数も増やすことで混雑解消!という内容で謳っておくということか」
「そうそう。『魔が差す』人が現れかねないような環境って、要するに加害者と被害者が無限に生産され続ける環境だと思うんだよね。時代が変わって、そこで生きている人が変わっても環境が変わっていないなら同じことはいつまでも繰り返され続ける」
「悪いのは誰か、というテーマで水掛け論を展開し続けるのではなくて、犯罪の温床となりかねない環境をどう変えるか、にテーマをシフトしたら?っていう話なのか」
「だからひとまず、アイディアが実現できるかはともかくとして『環境をどう変えるか』という議論が展開できるように方向変換する必要があると思う。じゃないと君が言ったみたいにいつまでも水掛け論をすることになるから」

 

という話でした。
彼が言うには、現実的ではないアイディアであったとしてもひとまず提案してみるということは大事ではないか、ということでした。
その理由は、現在の環境下ならば十分に起こりうる事態であることを人々に認識させることで「誰かが一方的に責められる」という状態そのものを問題視すべきではないか?という考えがあるからだそうです。

というわけで今日はにむすけ君との会話を書き起こしてみました。
この記事が「環境をどう変えるか」を考えるきっかけとなれば幸いです。

 

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100記事目に到達!「よく伸びている」記事を紹介します

この記事で「ミチクサダイアリー」の記事数が100に到達しました。
ここまで投げ出さず続けてこられたのも、日頃読んでくださる皆さまのおかげです。ありがとうございます。
少しでも読む価値があると思っていただけるような記事を書けるよう、日々努力してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

100記事目に到達したところで、これまで更新した記事の中でも「よく伸びている」記事を紹介しようと思います。
今回の記事では、以下の2点を満たした場合に「よく伸びている」と判断しました。

  • PVを大きく伸ばした(伸ばしている)記事
  • 検索サイトから訪問した人の多い記事(検索流入数の多い記事)

では早速紹介していきましょう。

 

パンティー強盗(未遂)に遭い、警察からセカンドレイプされた話

これまでに書いたどの記事より「伸びている」のはこの記事です。
検索流入数が圧倒的に多いんです。そのため必然的にこの記事がPV数を伸ばしているという。
ただ、この記事が伸びていると思われる理由は非常に残念なものです。
検索サイトからこの記事ページに訪れてくる方の多くが「レイプ」そのものに興味を持っている人であることが推測されるためです。
それは検索時に使用されているワードから推定できます。
アクセス解析の結果、Yahoo!検索で「レイプ話」というワードを検索、その検索結果から当該記事を訪問した方が非常に多かったことがわかっています。
Yahoo!検索における「レイプ話」の検索結果の上位は以下のようになっています。(2015年4月2日現在)

f:id:michikusadiary:20150401135128j:plain

「レイプ」を性的な物語として消費しようとしているサイトが上位を占めています。
このことは私の体験も性的な物語として消費しようという意図で訪問した方が少なからずいた可能性を示しています。
他の記事と比較して圧倒的な検索流入数。
ふつうなら歓迎すべき事態ですが、これを前向きに受け止めることは難しいです。

この記事は性犯罪の被害に遭った、遭いかけた人を取り巻く悲惨な状況について考えてもらうきっかけとなることを願いながら書いたものです。
それが面白おかしく消費されているのであれば残念でなりません。

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「性的マイノリティ」に対して過剰反応を示したcomico(コミコ)とマンガボックス

もともと注目されていたニュースを取り上げたことも影響したのか、はてなブックマーク数が伸びた記事です。
性的マイノリティに対する「過剰反応」について、自分の考えを書いた記事です。
昨日も取り上げた「LGBT支援策」をめぐった議論でも同様に「過剰反応」が起こっているように感じます。

この記事は「comico BL」というワードでの検索流入数が多いのが特徴的です。
同性愛をテーマに扱う作品、特に男性同士の恋愛を取り扱うボーイズラブ作品への関心の高さを伺わせます。
ボーイズラブ作品を愛好することを自嘲して「腐女子」と名乗る女性もここ数年でずいぶん増えてきましたしね。
中村明日美子さんのボーイズラブ漫画『同級生』のアニメ化も決定しているので、今後ますます関心の高まる話題だと思います。

同級生 (EDGE COMIX)

同級生 (EDGE COMIX)

 

 

以上です。

え?と思われた方もいるかもしれません。
実は「PV数」と「検索流入」、そのどちらも考慮するとこの2つの記事しか伸びていないんです。
逆に言うとそれ以外の記事は一時的に注目されることがあったとしても、すぐに忘れられてしまっています。

長期にわたって読んでいただけるようなクオリティの記事を書く。
これが今後の課題となりそうです。
これからも引き続き「毎日更新」で記事をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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